羨望のペルシャ絨毯をいつか・・・

ペルシャ絨毯は、ペルシャ(現在の国名イラン)で生産される手織りの絨毯です。世界中にマニアやコレクターがいる高級品ですが、イランの人々にとっては生活に欠かせない必需品でもあります。価格は、土産物屋などで売られる一般的な80cmx120cmのサイズで20万~30万円ほど。芸術的なものは1000万円を超えることも少なくありません。一般庶民は機械織りの安価なものを普段使いするのが普通です。
ペルシャ絨毯の特徴は、まずイランの羊から取れる強くて丈夫な糸で織り上げること。中にはシルク糸を使うものもあり、趣が異なります。当然ウールのほうが強くて丈夫なものになります。糸は、天然の植物で染色します。一般的に使用されるのは、ザクロ、サフラン、ウコンなどこの地方で多く産出されるものです。柄は、伝統的なイスラム装飾芸術の模様が一般的で、1つ1つ結び目を作って緻密に織り上げていくため非常に時間がかかります。
産地によって織り方、デザインなどが変わり、100年以上使い続けることができる、使えば使うほどいい色合いが出てくるなど非常に奥が深いペルシャ絨毯。ヨーロッパでは特に人気があり冨の象徴とも言われていますが、まずは本物を自分の目で鑑賞して親しむことから始めれば、ゆくゆくは自分だけの1枚に巡り合うことができるかもしれません。